ナノ技術の新素材による、新次元の油回収資材
現場を熟知する、経験豊富な油除染会社様の発案~開発協力で実現。
現場を熟知する、油除染会社の発案&開発協力を得て実現
かねてから河川での油回収で既存素材に不便を感じていた油除染会社が「ibuki ナノファイバー」の特性に興味を持ってくださっていました。
そんな中、S県のある工場で油流出事故があり、河川に流れ出た油回収で緊急出動。作業が難航したため、試しに「ibuki ナノファイバー」を使用したところ、油回収にうってつけの驚くような効果がある事が分かりました。
「ラインディフェンス」が生まれたのは、この事故がきっかけです。
実際の現場の状況や、油除染会社のアドバイスをもとに試作を繰り返し、現在のスタイルになりました。
油除染会社の悩み 河川での油回収
今まで使用してきた油回収オイルフェンスは
・水ばかり吸収し、油をほとんど吸わない。
・すぐに半水没状態になり、油が流れ出てしまう。
・時間が経つと底まで沈んでしまう。
・取替え回収を頻繁に行わねばならない。
・水を吸って重く、回収は人手ではできないことが多い。(切断して回収するか、クレーン車が必要)
・回収時に外装が破れて、中の素材が飛び出すことが有る。
油流出事故
・国内における工場などからの油流出事故は、小規模のものを合わせると全国で約1100件/年※
※国交省、海上保安庁、消防庁調べ
・海に流れこむ前の「河川の汚染」を拡大させないことも重要。
・膨大な損害賠償
①排水路から農耕地に流れ込むことへの補填。
➁油流出河川における広範囲な油回収費用。
③排水路(溝も含む)に付着した油の高圧洗浄。
④所轄区域での責任問題(地方自治体、国)
・油流出事故は、流出事故を起こした地点から3km~15km下流の範囲に及ぶ。
油のみを吸着
水の吸収はほぼゼロ!
河川や海での油回収時の悩みが解消
水を吸収する素材の問題である以下のような問題を解決
①水を吸収するので、油の吸収量が少ない。
➁浮力が弱い。水没しやすい。
設置してすぐ水面下へ水没し、油が乗り越えていく。
③水を吸収すると重量が増し、回収時の引き上げが難航。
重いため人手では持ち上がらないことが多い。
クレーン車手配の手間や時間、費用がかさむ。
強い浮力
水面に浮き続け、浮遊油をせき止める
●超撥水性によって、水の侵入をシャットアウト。
●長期間水面に浮くので、補助的なオイルフェンスとして性能を確保。水分を吸って水没しないので、取り換えの手間が少ない。
●油を吸着した後、水中の泥やフロスが付着しても水面に浮き続ける。
ラインディフェンス 浮き続けるメカニズム
大量の油を吸着
強力な油の保持
油分が流れ出しにくい
■せき止めた時に吸着した油分が流れ出しにくい。
■水流にも負けない油の保持力。
超軽量
既存素材(不織布系)の20%~40%の重量。
設置個所は、人手でしか運べない場所にある事が多くあります。
一度に多くを運べるかどうかは、汚染の拡大を食い止める重要なポイントです。
ラインディフェンスの素材は、比重0.015の超軽量。長さ6mでも重量は1.2kgです。
高耐久、強靭な設計です
イノシシなどの害獣防止に使われる強靭なネットに、中身の「ibuki ナノファイバー」が包まれています。「外装が切れたり破れたりして、中身が外に出てしまう」といった問題を抑制します。
ロープやカラビナなどの金具類も強靭です。
現場の方々にご要望いただき、「壁際すきま止め仕様」もあります
壁際のすきまを通過する油に対処する専用品も用意しました。
簡単な作業で油の流出をピタリと止めることが出来ます。
マットタイプ
・初動でいかに油分の拡散を防げるかは、重要なポイントです。
・河川はもちろん、工場などでの不意な油漏れの緊急対応に。
大量の油をしっかり吸って、油の保持力も抜群です。
油が漏れたその場で、すぐに対応できるアイテムです。
仕様
資料請求等、お気軽にお問い合わせください。
https://ibuki-nano.jp/contact/